作:ルース・エインズワース
訳:荒 このみ
絵:山内 ふじ江
出版社:福音館書店
サイズ: 22×19cm
ページ数: 56ページ
【出版社より】
冬の嵐の晩、貧しいひとり暮らしのおじいさんのもとに、一ぴきの黒ねこがやってきました。やせ細り、びしょぬれになってふるえている黒ねこを哀れに思ったおじいさんは、わずかばかりのミルクとパンを全て与え、さらにはとっておきの羊の肉までやってしまいます。そればかりか、残っていたまきをすべてだんろにくべて、黒ねこをあたためてやるのでした。そして翌朝、奇跡はおこりました……。
【店主 蓮岡より】
まずしくとも、分け合うべきものを分け与える事のよろこびと、ほこり高さが必ず、幸福をはこんでくれる...そう信じられる物語です。心の方角を正してくれる絵本。