作・絵:エルサ・ベスコフ
訳:石井登志子
出版社:童話館出版
サイズ:29.5×24cm
ページ数:32ページ
【店主 蓮岡より】
まるで人間社会を模している花の世界を通して、気品を持つもの、たくましく生きるもの、威張っているものなど、分かりやすく描かれています。
おすすめの年齢 4歳から
【出版社より】
リーサは森のはずれの小さな家におばあちゃんと住んでいます。リーサの家の庭にはきれいな花壇や野菜畑があり、垣根の外も花でいっぱい。マーガレット、けし、クローバー・・・名前を全部呼ぶのは大変です!ある日リーサが遊んでいると、夏至の妖精が現れてリーサを夏至まつりに招待します。夏至の妖精がリーサのまぶたに注いだ花のしずくの力で、リーサには、大人には見えない花たちの姿を見ることができます。夏至まつりが始まり、そこでは、美しいバラの女王が、お客様の花々を歓迎します。草原の花たちも、森の花たちも、池の花たちも。家の植木鉢の花たちも階段を降りて参加します。すると垣根のほうが騒々しくなりました。雑草たちが、垣根を隔てて、野菜たちと言い争いをしています。花たちは集い、歌をうたいます。鳥たちも参加します。バラの女王の所望で、カエルが子守唄を歌い始めます。そうして花々もリーサも眠りにおちる頃、リーサの庭の夏至まつりは終わるのです。