絵:フェリックス・ホフマン
訳:おかしのぶ
サイズ: 11×23cm
小さな絵本美術館
【店主 蓮岡より】
おすすめの年齢 2歳から
【小さな絵本美術館より】
本書はフェリックス・ホフマンの、<子どもたち自らが開いて楽しめる、子どもたちの手に合ったサイズの絵本を〉という思いから生まれた作品です。
原文はスイス・ドイツ語のわらべうたで、韻をふんだ、ここちよい響きの感じられる詩です。その国の言葉で書かれた、韻をふんだ詩にはその言葉を話している人たちにしかわからないおもしろさがあると思います。今回の翻訳はその点が非常にむずかしいと思いましたが、スイス在住の岡志乃婦さんにお願いし、とてもよい出版にこぎつけることができました。フェリックス・ホフマンの思いとともに楽しんでください。
フェリックス・ホフマン(1911-1975)
日本では絵本作家として知られていますが、故郷スイスでは、教会などのステンドグラス、壁画、本のさし絵、版画と、幅広い優れた活動をした芸術家として有名です。そして、彼の絵本「おおかみと七ひきのこやぎ」「ねむりひめ」「ながいかみのラプンツェル」「七わのからす」(上福音館書店刊)は、どれも4人の我が子への手描きの絵本がもとになってできました。誕生日や病気など、何か特別な事情があった時に贈られたそのオリジナル本は、今もそれぞれの子どもたちの宝物として大切にされています。(それは作品集「フェリックス・ホフマンの世界」<小社刊>で紹介されています)