作:ニコライ・ポポフ
サイズ:29×22cm
ページ:40p
出版社:BL出版
【店主 蓮岡より】
はじめは花をちょっとだけ楽しみたいだけだった。小さな行き違いが、少しずつ周りを巻き込み、最後には何もかも破壊する力に発展する。ニュースの戦争の話が、実は身近な心から始まっているのでは?親子で考えさせられる一冊。
おすすめの年齢 5歳から
【出版社より】
1ぴきのカエルが、美しい花を手にしていました。そこへ、ネズミがやってきて、その花をうばいとります
カエルは、仲間とともにネズミに仕返しをしました。すると今度はネズミが仲間を呼んできて、争いは果てしなく続いたのです……。
ほのぼのとした始まりとは対照的に、最後にはぎょっとするような結末がおとずれるこの絵本。
なぜ争いはおこるのか、どうして争いはやまないのか、最後に何がのこされるのか……。
文字をいっさい使わず絵だけで描かれていますが、心に強く訴えかける作品です。