作:アルビン・トゥレッセルト
絵:ロジャー・デュボアザン
訳:三木 卓
出版社:童話館出版
サイズ:25×17cm
ページ数:32ページ
【店主 蓮岡より】
世界を見たことがないカエルが今まですべてだと思っていた井戸をとび出して、世界の果てを探しに行く物語。ちょうど広がりつつある心を描いている作品です。環境の変化に戸惑う時期をまえに。「外の世界へとびだせばきっとうまくいく」という経験が、挑戦する勇気をあたえてくれます。
おすすめの年齢 5歳から
【出版社より】
井戸の底に、かえるが一匹すんでいました。なかなか快適で、かえるは、そこが「世界」だと思っていました。ある時、雨が降らない日が続き、井戸の水は枯れました。そこで、かえるは、自分に力があるうちに、「せかいのはて」を見ておこうと思います。つまり、「せかいのはて」とは、井戸の淵のことですね。でも、そこまで昇っていったかえるが見たのは、井戸の周りにひろがる、木々とひなぎくの花の群れ。これが「せかいのはて」と思い込んだかえるですが。さて、かえるが最後に見つけた「せかいのはて」はどこだったのでしょう?