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くまさん

詩:まど・みちお
サイズ:A6
ページ数:160p

【出版社より】
象を見ると幼い子どもは「ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね」と、まどさんの詩を口ずさみます。
子どもも大人も、歌詞にはあまり注意を払いません。
でも、詩として文字を読んでみると、スゴイ詩だ、とわかります。

ゾウの子どもは、鼻が長いことを誇りに思っているのです。だって、大好きな母さんの鼻だって長いのですから。
本書タイトル詩の「くまさん」もそうです。
水に映った自分の顔を見て、「そうだ ぼくは くまだった よかったな」となります。

自分が自分であってよかった、という自己肯定は、人が生きていく上で、なにより大事です。
ゾウさんもくまさんも、人も木も空も石ころも、みんな自分に生まれてよかったのですね。

そんなふうにうたいつづけるまどさんは、子どもだけを読者にもつ童謡詩人ではありません。
やさしい子どもの言葉で語っていると見せかけて、根源的な真実を語りつづけるまどさんの、本格的なアンソロジーです。
販売価格 1,650円(税150円)

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蓮岡修

『心が喜ぶ本』をコンセプトに、国内外から店主が一点一点選んだ本だけを 紹介する絵本の専門店。家庭での絵本の役割を伝える、講演会や、全国各地の 幼稚園・保育園の選書等も行っています。

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