作:ゴールデン・マクドナルド
絵:レナード・ワイスガード
訳:谷川 俊太郎
出版社:童話館出版
サイズ:20×25cm
ページ数:42ページ
【店主蓮岡より】
ひとつひとつの生命が「世界」を持っていることの美しさを謳いあげた名作。一遍の詩を読むように何度でも味わえます。
【出版社より】
夏がきたころ、一匹の子ねこが、家族と一緒にちいさな島にピクニックに来ました。「なんて ちっぽけなところだ」と子ねこは言い、「ぼくは この おおきな世界につながってる」という、ちいさな島の言葉を理解できません。ちいさな島の「さかなに きいてごらん」という言葉に、子ねこは魚に聞いてみます。そうして子ねこが分かったことは、自分の知らないことを知る喜びと、そして信じるということ。ちっぽけだと思ったこのちいさな島は、確かに世界につながりをもちながら自分の世界も持ち、そしてこの輝く青い海に囲まれているのです。