再話:ウィリアム・スリーター
絵:ブレア・レント
訳:晴海 耕平
出版社:童話館出版
サイズ:22×23cm
ページ数:48ページ
【店主 蓮岡より】
大自然の中で、妥協を許さない世界で生きる生き物たち、異界の者たちとの交流。一晩の満月が皆を無条件に照らしている雄大な世界観が描かれている作品です。
おすすめの年齢 6歳から
【出版社より】
昔、ルーバンという男の子とラポウィンザという女の子がいました。ある月夜のこと、ラポウィンザが空を見あげて月のことを悪く言ってしまったのです。そのとたん、ラポウィンザは月によって天に連れ去られました。ルーバンは、ラポウィンザを助けようと、矢のはしごをつくって、はるかかなたの天をめざしてのぼります。天にのぼるとおばあさんが迎えてくれました。ルーバンはラボウィンザを助け出しますが、おそろしい月に追いかけられます。その時、おばあさんから授かった四つのものの力で、かろうじて逃げのびることができました。こうして、二人は無事に、自分たちの村に帰りました。